私の登山記録

冬の西穂(2017年3月17日)

 今シーズンの最後となる冬の西穂高岳。
シーズン最後の締めくくりは西穂高岳山頂に登頂という絵に描いたようなストーリーが実現しました。雪質は完璧とは言えませんでしたが、なんとが自分の持っている技術と経験の範囲内で登頂できるレベルでした。






12時04分
いつもと変わらずロープウェイの山頂駅に到着しました。
マイカーがなかった頃はここに到着するのはいつも午後2時近くになってしまいました。その後マイカーで来るようになり当初は朝一番で到着していました。ですが、どのみち一泊するのでもう少しゆとりを持って来ようと思うようになり、今はこの時間に到着するようにしています。
この時間だと若干ですが観光客が少なめのような気がします。みんなお昼ご飯でどこかの食事処にいるのでしょうかね。

さて、本日は相変わらずの雲の中。
思えば初日にここで天気に恵まれたということは非常に少ないです。

準備していると、「これから登るのですか」とお声かけいただきました。例のごとく1時間ぐらい登ると山小屋があって今日はそこで宿泊して明日一番でアタックすること説明します。ザックは16〜17キロありますよと話します。ただし、一升瓶と四合瓶が入っているとは口が裂けても言いません。ふふふ・・・






12時48分
この時期になると入山者も増えてきます。ただし、冬山に入る登山者自体が増えているように思われるのですが。
今回特に入山者が増えたと感じたのは、山荘までのトレースが非常に多かったということでした。メインのトレースの隣に新たなトレースが作られ、それ自体もしかっりした道になってしまい、それが増えて広がってしまっています。
以前はそんなことはなかったように記憶しているのですが。これも入山者が増えているということなのでしょうか。

私は意外にも雪で埋まった樹林帯で鉛色の空の下歩いて行くのは好きです。人のいる世界から解放され厳冬期の厳しい世界に自分一人だけ置かれているという、その感覚が何か全てのものから解放されたような気分がするんですね。






 

12時53分
西穂山荘到着。
ロープウェイで測定したザックの重さは17キロ、一眼レフと望遠レンズが多分3キロくらいなので約20キロの重量。これでロープウェイから山荘まで49分で到着したというのは、まあまあ頑張ったと言っていいかな??
11月とか12月初め頃までは、夏道なので山荘の裏手から近づいていきますが、この時期は山荘の上部から降りて行くような形になります。まさに地形が変わってしまうほどの積雪には圧巻です。

山荘の中に入ります。
やはり登山者が多いです。今日は木曜日で平日なのですがこの賑わい。1月、2月の落ち着いた山荘が懐かしく感じます。最近は、「外の冬景色を見ながら日本酒」にしては人が多くて賑やかすぎるので「岳」を読みながら情に浸ることが多いですね。ま、それも良し。

夕食をいただき、気がついたら消灯近くになってしまったので寝ることにします。






 

07時59分
全く申し分のない天気です。
今日はいつもと違って2泊目をしますので時間的な制約はほぼありません。なので出発をあえてゆっくりにします。
皆が出発し雪を踏み固めてくれ、日が昇って暖かくなった頃合いを見計らって出発します。
が、これが後になって仇となるというのはこの時点では想像もしていませんでしたが。
雪質は完璧ではないです。どちらかというとズルッと滑ってしまうイメージです。もう少し天気の良い日が続き、多くの登山者によって踏み固められれば歩きやすくなると思います。それでもコンディションが良い時ばかりではなんの進歩にもならないので、今日のようなコンディションでも意味ある登山にすることができます。






08時08分
さあ、稜線を見渡します。今日も完璧な光景です。絵になります。
思えば今シーズンは天候に恵まれたことが多かったように思います。厳冬期の冬山は荒天が当たり前。そんな典型的な冬山をイメージしていたのですが、初登りは西穂高岳山頂に登れたりと恵まれることが多かったです。
この写真ではわかりませんが、すでに山頂に登頂している人もいます。よく見ると稜線上のいたるところに登山者がいるのが確認できます。






08時14分
丸山到着。
今日も後ろの笠ヶ岳がよく見えています。風はもちろん吹き付けていますが、もう春の風になっています。厳冬期のあの強烈な風ではありません。
日差しも柔らかになったような気がします。もちろん一度荒れてしまえば、まだまだ厳冬期並みの条件になってしまいますが、天候が良いと明らかに春の陽気に近くなっていると感じます。






08時46分
丸山上部の広大な稜線を登り終え、稜線が細くなって来ると独標の姿が一段と大きくなってきます。
今シーズンもこの独標直下で色々なドラマがありました。個別のケースを書くことはしませんが、気象条件や雪のコンディションによって独標は誰でも登れる簡単な岩山になり、逆に生きるか死ぬかの難所にもなり得ます。遠くから見るのと実際に上り下りするのは全く異なります。登る時と降りるときはまるで難易度が異なります。
 
今日の独標ははっきり言って「あり得ない状態」、とりわけ下山時は今まで見てきた中で一番簡単な状態。ステップというより明確な階段になっていて普通に駅の階段を降りて行く感覚でクサリの下まで降りれてしまう状態。ピッケルを使わなくても降りれてしまいます。
 
一応書いておきますが、これは本来の姿ではありません。






08時57分
西穂高岳独標登頂。
山荘近くに、ちょっと嫌な感じの雲が出てきていますが、ほぼ完璧な光景です。写真には写していませんが遠くは富士山が見えていてこの時点での空気は澄んでいたと思われます。
さて、今日は最初から頂上を狙っているので、あまりここで長居はしません。息が落ち着いたらすぐに先へ出発することにします。






09時01分
独標を山頂側に降りたコルの部分から次の第10峰を見上げます。写真でも丸印がついていて左から登って行くのだというのがわかります。この10峰も雪のコンディションによってはとても困難な道のりとなります。
私が最初にこの第10峰に取り付いたときはコンディションが悪く、必死でしがみつきながら登った記憶があるので、この次の第9峰を含めて今だに必要以上に警戒してしまいます。
今日の第10峰はとても楽に登ることができました。






09時05分
次の第9峰は峰そのものは大騒ぎすることはないのですが、その手前の部分がいつきても緊張感が走る場所です。
9峰と10峰のコルは痩せ尾根で雪庇が張り出していますし、その先は滑ったら谷底まで行ってしまう場所で、斜度もかなりきつい場所です。クサリも設置されていることから危険な箇所であるということがわかります。ここも、まだ西穂の稜線の経験が少ない頃、新雪のトレースなしの状態で死ぬような思いをした経験があるので、どうしても必要以上に慎重になってしまう部分です。一部岩が落ちたとも聞いていますが、当時と比べると何となく通過が楽になったような気がします。






09時18分
さて、第9峰を越えると大ピークであるピラミッドピーク(第8峰)に向けて登ることになります。ピラミッドピークそのものは高度な技術が求められる場所ではありませんが、写真の雪壁が雪質により困難になる場合があります。
この部分は一番最初に来たとき、雪質が悪く途中で諦めかけた経緯があります。踏み込んでも崩れてしまい、上がることができません。蹴り込んでもグズグズっと崩れるのは、はっきり言って絶望感にかられます。
今日は完璧とまではいかないものの、まずまずの状態で特に苦労なくクリアできました。






09時25分
ピラミッドピーク登頂。
稜線の後半部分がほぼ一望できます。
ここからの光景はもう幾度となく見て来ました。それでも同じ景色であったことはありません。もちろん形が変わるということはありません。言うなれば私たちが毎日会う人も顔や体が変わることはありませんが、着ている服は会うたびに異なるわけで。ここから見る稜線も雪の付き方とか陽の当たり方で異なって見えます。それがとても楽しいです。「今日はどんな姿なんだろうな」って。
でも近年はとても「薄着」なんですよね。あ、雪が少ないということです。






 

09時29分
お次の第7峰はそんなに大きな峰ではありませんが、ピラミッドピークにも増してとんがっているので、上り下りが大変です。
初めて西穂高岳山頂に登頂した帰り、この第7峰を間違った方向へ下山してしまい、飛騨側にある名も無い峰に向けて登り返そうとしたのですが、明らかに様子が変なの気づき7峰に戻ったものの今度は夏道を通ってしまい、えらく大変な思いをした記憶があります。なので、下山時には必ずこの峰のトップで下山方向を確認する癖がついてしまってます。






09時35分
第6峰は、登るときは単なる盛り上がった岩というイメージしかないのですが、下山時にはちゃんとした峰の姿をしています。みんなこれくらいのレベルの峰ならいいのですがね。名だたる穂高の峰はそうはいきません。
そうは言っても、この第6峰は稜線の中でも比較的安心できる場所です。
山荘から出発してここで約1時間半。今日は確実にいつもよりペースが早いです。それでも足元はいつもより不安定なので慎重に進んでいくことにします。






 

09時37分
第6峰を超えておりていくと、飛騨側の先端にたぬき岩を見ることができます。信楽焼のたぬきにそっくりなこの岩は、誰かが削って作ったわけでなく本当に自然な形でそびえています。なんだか愛くるしいこのたぬき岩を見ていると元気になってきます。こんな場所によく崩れることなく今までたち続けてきたものだと感心してしまいます。

さて、ルートはこのたぬき岩を横目に見ながら第5峰を巻いていきます。斜面のトラバースになりますので慎重に進みます。






09時43分
巻いていく形で第5峰をクリアして振り返ります。この峰を直登するとしたら自分は無理だろうなと考えます。山荘から西穂高岳山頂までの冬期ルートで確実に巻いていくのはこの第5峰と第2峰です。あとはその時のコンディションによって登るか巻いていくか選択する峰もあります(12峰とか3峰など)。
確かに難易度の高い稜線ですが、よくルートが開発されているなと感心します。






09時43分
そして反対側を見上げます。次なる大ピークのチャンピオンピーク(第4峰)です。ここは角度のある斜面をひたすら登っていきます。特に高度な技術が必要というわけではありません。斜度的にも山荘直下の樹林帯とそう変わらないのですが、とにかくどの方向も谷底まで斜面が続いていて高度感があるので、特に降りるときなどは非常に緊張します。
雪面は相変わらずフワフワ感があるので足の置き方も慎重になります。






09時49分
チャンピオンピーク登頂。
振り返ると右から第5峰、6峰、7峰、ピラミッドピーク、独標が並んで見えます。
そして、何ということでしょう、山荘近辺はすでに雲の中に入ってしまています。
実は独標登頂したあたりから気にはなっていたのですが、雲がだんだん上がってきていたんです。しかも自分が予想しているよりも早いペースでどんどん上層に上がってきています。今のこの時点ですでに独標から下は雲の中。おそらくホワイトアウトでしょう。問題は下山時にどこまで雲が上がってくるかということです。
出発を遅らせたのが失敗でした。通常通りであれば1時間早く出発していたので恐らく山頂に登頂し下山を開始している頃でしょう。なので雲の上がり方も気にしながら先へ進むことにします。

チャンピオンピークから頂上側へ降りる部分は、これまた「どうしちゃったの?」と思うくらい立派なステップが出来上がっていました。普段は緊張感が走るこの場所ですが拍子抜けしてしまいました。それでも何かあったら谷底行きの場所ですので慎重におりていきます。






09時52分
第3峰です。
今回はこの第3峰は巻いてくルートにトレースがつけられていました。雪質を考え、トレースがついている方が安全性が高いと判断しましたので今回は巻いていくことにします。足元は積雪しているので岩の上をアイゼンでガリガリさせながら通過するということはありませんが、それでも基本岩場のトラバースとなりますのでかなりの技術が必要です。もちろん高度感も半端ないです。






09時59分
難所は続きます。次は第2峰を巻いていくのですが、この巻いていく部分が角度のある斜面のトラバースとなります。雪質は変わらずフカフカですのでものすごい緊張感が走ります。飛騨側斜面は数百メートル下まで続いています。
万が一滑ったらすぐにピッケルを突き刺せるようにイメージトレーニングしながら一歩一歩を慎重に進んでいきます。
距離的にはそう長くないのですが、何だか果てし無く長いトラバースに思えてしまいます。トラバースの終盤は徐々に登りになります。






10時05分
さて、トラバースをクリアした段階で、トレースはいつもと違い左手に巻いていく夏ルートにつけられていました。
ここで少し考えます。トレースは必ずしも正しいルートにつけられているわけではないこと。また昨日の登山者との会話の中で少なくとも2、3組のプロガイドとクライアントが頂上を目指していること。こういった要素を踏まえ、今回は理由があって夏ルートにトレースがついているのだろうと結論します。
でも、それもわかりません。結局いつものように右側の壁を直登した方が結果的に楽だったかもしれません。最後の頂上直下でのクライアントの技術からして、これは壁を登らせない方が良いとのガイドの判断だったのかもしれないと、今はそう考えています。
何れにしてもトレースがついているということはそれだけ実績があるということでもありますので、今回は左側から巻いていくことにします。






10時10分
そして最後の難関、西穂高岳山頂直下の直登部分に到着しました。通常なら10分足らずで登頂できます。
さて、この時点で山頂には2組、計5名の登山者がいました。いずれもガイドとクライアントですが、ちょっとしたタイミングで最初の組がこの壁を下山し始めました。なので先行者優先のルールに従って待機します。ところがクライアントが恐怖感からなかなかスムーズに降りれず、かなり時間がかかってしまいました。
あと少しで降りれるという時点で、何と2組目の組が降り始めてしまいました。先に登らせろ! と思ったのですが時すでに遅し。

「岳」で、主人公の一行がエベレストから下山する際、ヒラリーステップという絶壁を降りようとしたその時に、他の隊が約束を破って先に登ってきてしまい、結果として足止めされてしまったという場面がありましたが、今まさにそんな気分で2組目の組みが降りてくるのを待っています。これがまた時間がかかること。結局2つの組みが降りるまで30分以上待機することになりました。停滞することは想定しておらず、汗で冷えることを防ぐため厚着はしていませので、吹き付ける風がどんどん体温を奪っていきます。

雲、そう上層に上がってきている雲はどうなったのか。見てみるとすでに独標を覆い尽くしてピラミッドピークに迫っています。また、信州側からも雲が急速に上がってきている模様です。もう時間的に余裕がありません。途中で動けなくなっている人たちを待っていないで登っていってしまおうかとも考えましたが、事故はこういう時に起こるんだと思い我慢して待機します。

そしてやっと2組目が頂上直下の雪壁を下山。直ちに頂上に向けて登っていきます。
頂上直下の雪壁は今回はコンディションが悪いです。しっかりけり込まないと崩れてしまいます。これでは、いくらガイドとザイルで結ばれていたとしても恐怖感で動けなくなるだろうなと思いながら頂上へ向けて詰めていきます。






10時52分
西穂高岳登頂。
シーズン最後の冬の西穂はそのラストにふさわしく頂上まで登れました。






 右から奥穂高岳、ジャンダルム、涸沢岳、南岳が見えています。






今日も槍ヶ岳が凛としてそびえています。4年前の秋に登って以来ご無沙汰しています。






奥穂高岳から右に吊尾根、前穂高岳が見えます。今年も夏や秋にはあの稜線を踏破したいと思っています。






乗鞍岳方面はすでに雲に覆われつつあります。





さあ、ここが雲に覆われるのは時間の問題です。

すでに雲はピラミッドピーク近くまで迫っています。下山を開始します。






頂上直下雪壁
雪のコンディションから、救済措置として持参しているアイスバイルに切り替え4点確保で降りていきます。少しでも気をぬくとすぐに足元が崩れてしまいます。この雪壁を滑落するということは数百メートルの滑落つまり死を意味します。
最大限の緊張感が走ります。場所によっては完全に雪がグズグズなっていたり、比較的締まっていたり。
なんとか雪壁を降りることができた時には両腕がパンパンになっていました。足を使うのが原則というのはわかっているのですが知らず知らず知らずのうちに腕に頼ってしまったのですね。



第2峰
風が強くなってきており、一部トレースが消えかけていました。この状態で斜面のトラバースを歩いていきます。バランス命です。今度は知らないうちに足に力が入っていて、2、3のコルの安全地帯に到達した時には足がパンパンでした。



第3峰〜チャンピオンピーク下
第3峰の岩場のトラバースは相変わらず緊張感が走ります。岩をホールドできる場所と雪面にバイルの刃を刺して乗り切る場所もあり、手応えを感じます。
第3峰をクリアすると、ステップが出来上がっているチャンピオンピークへ登り返し、今度は第5峰に向けて急斜面を降りていきます。



第5峰
この時点で雲は第5峰まで上がってきており、ここから先は雲の中に入ってしまいました。ただし、視界はないもののホワイトアウトになるまでにはまだ時間はありそうでしたので足早に降りていきます。
もう、たぬき岩も見えません。
あとは自分の経験と技術を信じて降りていくだけです。唯一の救いは雲で覆われているため高度感は感じなくなるということですが、さらに雲が濃くなってくると地面の様子が分かりづらくなるので注意が必要です。



第6峰〜ピラミッドピーク
風の流れなのか、時々雲が晴れることがあり、隣の峰くらいの距離であれば視界が効くようになりました。一番いけないのは焦ることなので、あえてテンポを遅くしてゆっくり降りていくことにします。



ピラミッドピーク〜独標
ここでも、少し視界が回復しています。ピラミッドピーク下部の雪壁の部分で先行の組みが先へ行ってくださいと譲ってくれました。この部分で抜いていくのはあまり気が進みませんでしたが、礼を述べて先に降りていきます。プロガイドがついてるので心配することはないでしょう。
第10峰、9峰の要注意箇所も慎重にクリアし独標まで戻ってきました。



独標〜山荘
完全に雲の中だが、想定以上に視界はある。
登山者多数のためルートを外す心配はなし。




さて、シーズン最後の冬山の登頂を終え、山小屋の中に入っていきます。
ちょうど昼時ということもあり、山荘のレストハウスはとても賑わいを見せています。今日はシーズンラストということで2泊目をしますのでゆっくり過ごします。
しばらくすると、休憩を終えた登山者は稜線へ登ったり、ロープウェイに下山したり、それぞれの目的の場所へ出発していきました。

夕食までの時間は再びゆるりとした時間を過ごします。

今晩は宿泊者が多いため、食事は本館の食堂で食べました。






07時22分
3日目の朝です。
今日は下山だけです。ロープウェイの始発は08時45分。これに合わせて下山を開始するので山荘出発は07時30分にします。今日から食事の時間が変更となり朝食は05時30分からの提供となりました。食後、コーヒなど飲んでゆっくりして時間を過ごします。

山荘スタッフにシーズン中お世話になったお礼をし、ロープウェイに向けて下山してきます。






07時28分
山荘裏手から稜線が綺麗に見える場所があります。

今日も稜線は美しい姿になっています。昨日と比べると多少薄曇りになっていますが、週末(連休)は期待できる天候のようです。連休中はたくさんの登山者が訪れることでしょう。そして冬山の素晴らしい光景を目に焼き付けることができるのではないでしょうか。



冬の西穂は今年の11月末までお預けになります。

今シーズンの冬の西穂も色々なドラマや出会いがありました。

下界は春です。ここ(穂高)の春はもう少し先でしょうか。それでも雪の中からハイマツが顔を出していたりと春が近いんだと感じる場面が多々ありました。やがて春が来て雪が融け新緑の季節になり登山者で賑わうことでしょう。季節は過ぎ秋の紅葉で色とりどりの美しい姿になり登山者の目を楽しませてくれるはずです。そして下界よりひと足早く冬が訪れます。そんな頃またここに戻ってくることでしょう。




穂高の峰々にも春が来ようとしています。




2017年3月16日〜18日




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