秋の穂高・涸沢2012(第1部)
2012年は涸沢の紅葉を見たいと思う人にとっては絶好の環境と言っても過言ではないでしょう。
というのも10月初めの連休が終わると、大抵枯れてしまうものですから・・・ が、今回は紅葉が長く続いていたので、晩秋の寂しさを予想していた自分にとっては良い意味での想定外でした。
06時45分
さて、今回は初めてマイカーで上高地へ向かいました。
と言ってもご存知のように上高地までは一般車は入る事ができないので、手前の沢渡(さわんど)地区にある駐車場に車を止めて、シャトルバス(往復切符2,000円)で上高地へ向かいます。ちなみに沢渡のどの駐車場も1日500円です。
沢渡に到着したのが早朝の3時。始発のバスは05時45分なので、早朝に到着した場合は4,000円払ってタクシーを利用するか、始発バスまで仮眠するかのどちらかです(歩いて行ってもいいのですが・・・)
今日は涸沢までなのでそんなに急ぐもともなし。始発バスまで仮眠します。
06時50分
河童橋からは岳沢側を撮影する人が多いのですが、今日は反対側の焼岳がよく見えていましたので、反対側を撮影してみます。
朝の空気が新鮮でいいですね〜。
まだ体が温まっていないのでソフトシェルジャケットを着た状態で歩き始めます。の〜んびり景色を楽しみながら、でも上高地の辺りはまだ紅葉には速いようです。
08時17分
雲が取れて穂高の稜線が見えてきました。
一気に秋らしい光景になりました。
やっぱりあの岩肌は最高ですね〜
09時39分
横尾まで来ました。
この辺もまだ紅葉には早いようです。
今日はシーズン真っ盛りなのか、登山者が非常に多かったです。このショットを撮るときどうしても人が入ってしまうので、タイミングや撮る角度などを考えていたのですが、奇跡的に人の往来が途切れたのですかさず1枚。真ん中に映っている人は何をしているのかわかりませんがず〜〜っと動かなかったのでやむを得ず写真の中に入る事に(泣)。
10時37分
本谷まで来ました。
ここから眺める木々はまだ色づいていません。
この時間は下山する人がとても多いですね。涸沢をゆっくり出発してきたのでしょうか? 北穂や奥穂を早朝に出発して下りてきたのでしょうか?いずれにしても本谷はにぎわいを見せていました。
11時02分
涸沢に近づくと少しずつ色がついてきているのが分かるようになります。
昨年、この時期に来たときは既に紅葉は終わっていて晩秋の寂しさただよう涸沢を堪能したのですが、今回は何て言うか「わ〜い秋だ〜、紅葉だ〜」って感じのノリになりそうです。良く解らないノリですが・・・
12時03分
涸沢の一歩手前まで来ると、美しい紅葉で覆われるようになります。
いや〜、正直こんなに綺麗に紅葉が残っているとは思いませんでした。良いものを見せてもらいました。
さ、涸沢までもう一息です。
12時07分
7月の下旬に来たときはまだ、雪渓の上を登って行った写真の場所も今ではすっかり赤や黄色の美しい姿となっています。
12時15分
そして気がつけば涸沢のすぐ手前まで来ていました。って書きたいのですが実際は結構バテバテで、やっと涸沢の手前まで来る事ができました。というのが事実です・・・
天気は完璧な秋晴れです。あらゆる好条件がそろっていますね。
12時37分
涸沢に到着しました。
色鮮やかな涸沢をこの目で見るのは初めて。いつもは連休と紅葉のピークが重なるので遠慮していたのですが、紅葉の涸沢はいいものですね。
もちろん、春の雪で真っ白な涸沢はとてもいいです。夏の青々した涸沢は素敵です、って結局全部いいんじゃないかー。ってことで、まずはテントを設営します。
12時37分
登っているときはなかなか余裕が無いのですが、いざテントを設営して周りを見てみると改めて綺麗なんだなーって感激します。
ちなみに、こう見えても結構風があるんですね。テントを組み立てているときにテントが風で飛ばされそうになり、スリリングな体験ができました。
そういえば
今回はテント小屋で1時間早い13時からの設営受付だったのですが、コンパネが積み上げられていて最初「何だろう」と思ったんですね。で、受付が近くなってくると「コンパネは500円です」っていう会話が聞こえてきました。
500円でコンパネを借りた人を見ていると、なるほど下に敷くんですね。というのも涸沢のテントサイトの地面は岩or石です。なので入念に整地してもいざテントの中に入るとけっこうボコボコなんですよね。
自分の場合も注意していたのですが、前回だかその前だか、テントの底に穴をあけてしまいました。
13時41分
テント設営と受付を終え、涸沢ヒュッテで軽食を食べて、一息つきます。
涸沢ヒュッテから見る景色もまた絶景ですね。
今回は車で運転してきているので、いつもより睡眠時間が少ないです。なので、テントに戻って少し寝る事にします。
13時46分
今回は食料と調理道具を極限まで減らすため、夕食はインスタントラーメンにしました。その分、先ほど軽食(カレー等)をガッツリ頂いた次第です。
明日は、穂高の稜線に上がるだけです。なので気持ちも楽です。
なので夕食を食べたらすぐに寝てしまいました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
2012年10月12日
Copylight 2015-2016 Myclimbing Report All Right Reserved.