檜洞丸2015年5月30日
西丹沢に登るのは1年ぶりです。
今日は天候にも恵まれ、新緑を感じた登山となりました。
いつもより登山者が多いような気がしました。時期的に登山のシーズンですからね。
06時07分
朝早く着いたつもりだったのですが、既に駐車場は車で埋め尽くされていました。
この時期はもっと早く来ないとダメですね。何とか停めれるスペースがあったので駐車できました。
さあ、これから歩き始めます。とても緑が濃いですね。
今日はこの時間ですでに暑いのでシャツ一枚で歩き始めます。
06時27分
檜洞丸は一番最初に登りがありますが、一通り登るとゴーラ沢出会というところまではゆったりとした道になります。
前日に雨が降ったので心配していたのですが、雨の影響はほとんどありません。新緑が美しいです。すでに日が照りつけているのですが、この道は木陰になっていて直射日光が照りつける事はありません。まだまだ湿度が少ないので涼しいです。
06時54分
ゴーラ沢出会に到着。
水量は若干多めでしょうか。それでも渡瀬は問題ありません。
楽なのはこのゴーラ沢出会まで。
ここから本格的な登りが始まります。今日も荷物は最低限のものしか入れていません。一番重いのは水です。水は最初、ちょっと多すぎかなと思っていたのですが、最後は飲みきってしまいました。やはり暑いと水の消費量が多くなりますね。
07時36分
展望園地に到着し、そこから富士山を見上げます。
昨年は5月の初旬に来たのですが、昨年と比べると富士山の雪がだいぶ少なくなっていますね。今年は雪が少ないといのはよく聞きますが、こんなに少ないとは・・・
少し休んだところで、下からたくさん登ってくるので早々に出発します。
07時50分
丹沢だからってナメてかかってはいけません。
かなりキツイ登りになります。その分一気に高度をかせいでいるのですが。
ゆっくりゆっくり登って行きます。土が湿っていて、ズルって滑ってしまう事もあります。登るときはまだいいんですが、下りのときは本当に怖いです。あと、湿った気の根は本当によく滑ります。北アルプスでいうところの徳沢から蝶ケ岳へ向かう稜線にイメージが似ているかもしれません。
08時19分
頂上に近づくと眺めが良くなります。
ちょうど良いところにテーブルがありますので、少し休憩します。そう、少しだけ。
道標があって頂上まではあと800mと書かれています。山に登るときに共通して言える事ですが、頂上近くなるとキツくなるものです。檜洞丸の場合、頂上近くなると植物を保護するために階段や木道が出てきます。
いずれにしてもあともう少しなので、頑張って登って行きます。
08時31分
そして、富士山の雄大な姿が一望できる場所まで来ました。
皆、ここで富士山を見上げています。
すっかり夏山になっていますね。緑が美しいです。檜洞丸から富士山を眺められるポイントは幾つかあるのですが、わたしはここが一番好きです。辛い思いをして登ってきて、この展望ですから登ってきたかいがあったというものです。一気につかれが吹き飛びます。
08時43分
頂上直下です。
厳しい登りという訳ではないですが、今まで登ってきた疲れも出てきていますので、「ここを登りきれば頂上だ」ってわかっていても、キツイです。
暑いですが湿度が少ないので不快感は少ないです。
08時50分
檜洞丸登頂
この時間ですので、長めに休む程度にしておきます。お昼ご飯は必殺コンビ二おにきりを用意してありますが、ここでは食べずに犬越路まで行ってから食べる事にします。
コンビニおにぎりは本当に便利です。2、3個あれば充分お腹いっぱいになります。今朝、来る途中にコンビニでゲットしました。すっかり定番になりつつあります。
さて、休憩を終えてぼちぼち歩き始める事にします。
09時09分
頂上から少し歩くと展望が利く場所に来ます。
ここからしばらく見晴らしの良い稜線を歩きます。
今日の眺めは最高ですね。すっかり山の上まで緑色になっています。昨年は山の上の方はまだ茶色で枯れていたのですが、この時期はてっぺんまで緑です。
頂上から犬越路方面へいくといきなり切れたった崖になっていて難易度が高かったのですが、昨年から階段が設置されていて楽に下りて行く事ができます。
09時15分
この稜線は大好きです。この時期は新緑、少し季節が進んで秋になると紅葉が見られるようになります。
今日もこの素晴らしい稜線を堪能します。
09時52分
気持ちのいい稜線を進んで行くと、今度はザレ場を下って行きます。
気を抜くとズルッと滑ってしまいますので、慎重に進まなければなりません。毎回来るたびに苦労する箇所です。わたしはザレ場の下りが本当に苦手なんです。もっと訓練しないといけないですね。
10時10分
ここは岩場を下りて行くのですが、結構難易度が高いです。
足を置くところがないし、下手に足をかけてしまうと、即滑ってしまい滑落しそうです。
岩の質が穂高連峰のそれとは違いますね。基本、トレッキングポールを使っているのですが、この部分も含め幾つかの危険箇所はトレッキングポールをしまったほうが良さそうです。
10時23分
ここは以前はクサリがついておらず、かなり苦労していた場所です。
いつからか、ここにクサリが設置されていて楽に通れるようになっています。
わかりづらいですが、岩の右側は絶壁まではいかないですが崖になっているので大変緊張感がある場所です。
11時05分
犬越路の避難小屋が見えてきました。
ここまで来れば一息つけます。
良い時間なので、ここで昼ご飯をいただきます。ただ日差しが強いので暑いです。日陰はないです。小屋の中に入るという手もありますが、せっかくなので外で景色を見ながらいただきます。
11時32分
犬越路から先は再びザレ場を下って行きます。
ここも整備されていて土嚢とか敷き詰められていました。あと、一カ所かなり危険なところがあるのですが、そこは階段が設置されていました。
なので相当楽に下りる事ができます。来るたびに整備されている感じですね。良い事なのでしょうが、訓練という意味では少々過保護かなという感じがしなくもないですが。
11時58分
最後は沢沿いを歩くようになります。
沢を歩いてしばらく行くと用木沢出合というところまで来ると登山道は終わりです。あとは車道を歩いて、今朝車を止めた西丹沢自然教室まで行きます。
途中で水を飲みきってしまったので、自動販売機で炭酸飲料を買います。まー、のどか湧いたときの炭酸飲料の美味しいこと。
久しぶりの丹沢は天候に恵まれて大変楽しい登山でした。
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